第16講 関数の再帰的呼び出しによる魔方陣の作成
第2話 普遍版魔方陣自動生成プログラム解答例
コード例
#include<iostream>
using namespace std;
void f1(int g);
void f2();
int n,cn;
int a[10][10];
int main(){
cout<<"何次魔方陣を作成させるのかキーボードから入力してください。"<<endl;
cout<<"次数=";
scanf("%d",&n);
cn=0;
f1(0);
cout<<n<<"次魔方陣が"<<cn<<"個できました。"<<endl;
}
void f1(int g){
int i,j,h,w,x,y;
y=g/n;
x=g%n;
for(i=1;i<n*n+1;i++){
a[y][x]=i;
h=1;
if(g>0){
for(j=0;j<g;j++){
if(a[y][x]==a[j/n][j%n]){
h=0;
break;
}
}
}
if(h==1 && x==n-1){
w=0;
for(j=0;j<n;j++){
w+=a[y][j];
}
if(w!=n*(n*n+1)/2)h=0;
}
if(h==1 && y==n-1){
w=0;
for(j=0;j<n;j++){
w+=a[j][x];
}
if(w!=n*(n*n+1)/2)h=0;
}
if(h==1 && y==n-1 && x==0){
w=0;
for(j=0;j<n;j++){
w+=a[j][n-1-j];
}
if(w!=n*(n*n+1)/2)h=0;
}
if(h==1 && y==n-1 && x==n-1){
w=0;
for(j=0;j<n;j++){
w+=a[j][j];
}
if(w!=n*(n*n+1)/2)h=0;
}
if(h==1){
if(g+1<n*n){
f1(g+1);
}
else{
cn++;
f2();
//if(cn==100)break;
}
}
//if(cn==100)break;
}
}
void f2(){
int i,j;
for(i=0;i<n;i++){
for(j=0;j<n;j++){
if(a[i][j]<10)cout<<" "<<a[i][j]<<" ";
if(a[i][j]>=10)cout<<a[i][j]<<" ";
}
cout<<endl;
}
cout<<endl;
}
実行例
これから改良を加えていきますので、
改良によってどれだけ高速化されているのかを明らかにするために、
時間計測できるように変更することを試みましょう。
時間計測をするためには、現在時刻を取得する必要があります。
現在時刻の取得するには、
DateTime^ 変数名;によってDateTime型を宣言して
変数名=DateTime::Now;
とすればよいのです。
DateTime型変数を2つ宣言しておいて、
関数f1を呼び出す前と呼び出した後にそれぞれ現在時刻を取得して、
差を計算してそれをコンソールに表示すればよいのです。
差を得るためにはTimeSpan型変数を宣言する必要があります。
TimeSpan 変数名;
DateTime型変数2つをhj、owとして
TimeSpan型変数をsaとした場合、
時刻差は次のように計算します。
sa=ow->Subtract(*hj);
(意味がわかりませんよね。
私にも意味はわかりません。
実は、
DateTime hj;
hj=DateTime::Now;
DateTime ow;
ow=DateTime::Now;
TimeSpan sa;
としておけば、
sa=ow-hj;
というすっきりしたものになります。
DateTime^ と^マークを付けて宣言すると
差の計算はsa=ow->Subtract(*hj);という複雑なものになります。)
そして、それを秒単位で表示させるには、sa.TotalSecondsとします。
尚、DateTime::Now;を使うときには、冒頭に
using namespace System;
が必要になります。
時間計測できるようにプログラムを改良しましょう。
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