第11講 配列・ポインタを関数に渡す
第2話 2次元配列を関数に渡す
解答例
#include<iostream>
using namespace std;
void f(int *a);
int main(){
int *a,i;
a=(int *)malloc(40);
for(i=0;i<10;i++)a[i]=i+1;
cout<<"変換前 ";
for(i=0;i<10;i++){
if(a[i]<10)cout<<" "<<a[i]<<"
";
if(a[i]>=10)cout<<a[i]<<" ";
}
cout<<endl;
f(a);
cout<<"変換後 ";
for(i=0;i<10;i++){
if(a[i]<10)cout<<" "<<a[i]<<" ";
if(a[i]>=10)cout<<a[i]<<" ";
}
cout<<endl;
}
void f(int *a){
int i;
for(i=0;i<10;i++)a[i]=2*a[i];
}
では、次にポインタのポインタのアドレスを渡すことを考えましょう。
例えば、ポインタのポインタ
int **a,i;
a=(int **)malloc(20);
for(i=0;i<6;i++)a[i]=(int *)malloc(24);
のアドレスを渡すにはf(a);
とします。
それでは、2次元配列に値を代入して表示してから、
その配列を関数に渡して関数上でもコンソール画面に表示させるようにしましょう。
解答例は30行下。
解答例
#include<iostream>
using namespace std;
void f(int **a);
int main(){
int **a,i,j;
a=(int **)malloc(20);
for(i=0;i<6;i++)a[i]=(int *)malloc(24);
for(i=0;i<5;i++){
for(j=0;j<6;j++){
a[i][j]=6*i+j+1;
}
}
cout<<"mainからの表示"<<endl;
for(i=0;i<5;i++){
for(j=0;j<6;j++){
if(a[i][j]<10)cout<<" "<<a[i][j]<<"
";
if(a[i][j]>=10)cout<<a[i][j]<<" ";
}
cout<<endl;
}
cout<<endl;
f(a);
}
void f(int **a){
int i,j;
cout<<"関数からの表示"<<endl;
for(i=0;i<5;i++){
for(j=0;j<6;j++){
if(a[i][j]<10)cout<<" "<<a[i][j]<<"
";
if(a[i][j]>=10)cout<<a[i][j]<<" ";
}
cout<<endl;
}
}
コンソール画面
解説
ポインタのポインタのアドレスを送ることのよって実質2次元配列を関数に渡したのと同じになっていることがわかります。
さらに、それがよくわかるように関数の機能は2倍化する働きのみ(つまり表示の機能は消す)とし、
変換前と変換後をいずれもmain側から表示させるプログラムに変更してみましょう。
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