第７講 ４次および６次魔方陣の作成 　
第９話　６次魔方陣作成プログラム解説その２
コード主要部分再掲
void f(){
　　　　　　・
　 　int w;
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[i][i];
　 　　　m[i][i]=m[5-i][5-i];
　 　　　m[5-i][5-i]=w;
　 　}
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[i][5-i];
　 　　　m[i][5-i]=m[5-i][i];
　 　　　m[5-i][i]=w;
　 　}
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[(i+2)%3][i];
　 　　　m[(i+2)%3][i]=m[5-(i+2)%3][i];
　 　　　m[5-(i+2)%3][i]=w;
　 　}
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[i][(i+2)%3];
　 　　　m[i][(i+2)%3]=m[i][5-(i+2)%3];
　 　　　m[i][5-(i+2)%3]=w;
　 　}
　　　　　　・
}

解説
以降トレースをしていきますが、
m[a][b]の前半[a]がｙ座標（縦座標）、
m[a][b]の後半[b]がｘ座標（横座標）
となっていることにご注意してください。
つまり、エクセルのセルとは縦・横が
反対になっていることに注意しましょう。
以下座標と色が対応していまので、
それに留意されながらお読みください。

３番目に赤のコード
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[(i+2)%3][i];
　 　　　m[(i+2)%3][i]=m[5-(i+2)%3][i];
　 　　　m[5-(i+2)%3][i]=w;
　 　}
をトレースしてみましょう。

i=0とのき、
w=m[(0+2)%3][0]=m[2][0]=13
m[2][0]=m[5-(0+2)%3][0]=m[3][0]=19
m[3][0]=13
これで１３と１９の交換に成功しました。

i=1とのき、
w=m[(1+2)%3][1]=m[0][1]=2
m[0][1]=m[5-(1+2)%3][1]=m[5][1]=32
m[5][1]=2
これで２と３２の交換に成功しました。

i=2とのき、
w=m[(2+2)%3][2]=m[1][2]=9
m[1][2]=m[5-(2+2)%3][2]=m[4][2]=27
m[4][2]=9
これで９と２７の交換に成功しました。

最後に濃紺のコード
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[i][(i+2)%3];
　 　　　m[i][(i+2)%3]=m[i][5-(i+2)%3];
　 　　　m[i][5-(i+2)%3]=w;
　　 }
をトレースしましょう。
i=0とのき、
w=m[0][(0+2)%3]=m[0][2]=3
m[0][2]=m[0][5-(0+2)%3]=m[0][3]=4
m[0][3]=3
これで３と４の交換に成功しました。

i=1とのき、
w=m[1][(1+2)%3]=m[1][0]=7
m[1][0]=m[1][5-(1+2)%3]=m[1][5]=12
m[1][5]=7
これで７と１２の交換に成功しました。

i=2とのき、
w=m[2][(2+2)%3]=m[2][1]=14
m[2][1]=m[2][5-(2+2)%3]=m[2][4]=17
m[1][5]=14
これで１４と１７の交換に成功しました。

以上より

が完成しています。

さて、次の課題です。４次魔方陣は、

ピンクの部分を中心に対して点対称移動しても作成できます。
今度はこの方法で、４次魔方陣を作成してみましょう。

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