第5講 if文を理解しよう
第3話 if文を使ったプログラミング
では、ソースを書いていきましょう。
例えば、
#include<iostream>
using namespace std;
using namespace System;
int main(){
int a;
a=80;
if(a>=50){
cout<<"合格"<<endl;
}
}
最初の
#include<iostream>
using namespace std;
using namespace System;
の3行は必要なお呪いということで必ず入れましょう。
さて、実行結果は
です。このプログラムだと、面白くも何ともありません。
そこで、100点以下データをランダムに発生させて、
50点以上なら合格と表示させることを考えましょう。
ランダムデータを発生させるものとして、
rand()というものがあります。
これは0からRAND_MAX(この値がいくつかわかりませんが、10万よりは大きいと思います。)
の整数をランダムに発生させます。
ですから、100点以下のデータをランダムに発生させるには、
rand()%101です。a%bはaをbで割った余りを求めるものです。
C言語では、rand()を使うときは、#include <stdlib.h>入れる必要がありましたが、
実験したところVC++2010ではなくてもよいようです。
これで、例えば次のようにソースを組んでみましょう。
#include<iostream>
using namespace std;
using namespace System;
int main(){
int a;
a=rand()%101;
cout<<a;
if(a>=50){
cout<<"は合格"<<endl;
}
if(a<50){
cout<<"は不合格"<<endl;
}
}
ところが、乱数といっても出る順番が決まっていますので、
毎回同じになってしまいます。
srand(シード値=整数)の整数部分に異なる値を入れれば乱数の順番が変わります。
そこで次のように変更して、
#include<iostream>
using namespace std;
using namespace System;
int main(){
int a;
srand(1);
a=rand()%101;
cout<<a;
if(a>=50){
cout<<"は合格"<<endl;
}
if(a<50){
cout<<"は不合格"<<endl;
}
}
のピンクの数字を変えながら、Ctrl+F5でビルドしてみてください。
srand(1)なら、srand(2)なら、srand(4)なら
では皆さん、for文と組み合わせて、
となるプログラムを考えてみましょう。
if(a>=50){
cout<<"は合格"<<endl;
}
if(a<50){
cout<<"は不合格"<<endl;
}
は
if(a>=50){
cout<<"は合格"<<endl;
}
else{
cout<<"は不合格"<<endl;
}
としても同じです。実は、if~else文は使わなくても同じことができるのです。
だから、後半に否定文が入るif~else文は使わない方がよいという人もいます。
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