第2講 関数を理解しよう
第6話 構造化プログラミング
ソース
using namespace System;
void f1();
void f2();
void f3();
void f4();
void main(){
f1();
f2();
f3();
f4();
}
void f1(){
Console::Write("C言語の学習");
}
void f2(){
Console::WriteLine("は楽しい。");
}
void f3(){
Console::WriteLine("ですから、継続して学びましょう。");
}
void f4(){
Console::WriteLine("世界が広がいます。");
}
プラモデルは、パーツ=部品から組み立てます。
プラモデルの部品同士は、お互いに繋がるのはせいぜい数カ所です。
それに対して、Webサイトや脳細胞は複雑に非常の多くと有機的に繋がっています。
Webとは蜘蛛の巣という意味です。
Webサイト世界中のサイトと非常に複雑に絡み合っています。
脳細胞もシナプスを通して、複雑なネットワークを構築します。
そして、そのネットワークが複雑であるほど知能が高くなります。
1カ所からせいぜい数カ所の結合部分をもって、部品を組み立てることを構造化プログラミングといいます。
初期のBASICは、それぞれの部品同士が脳細胞やWebサイトのように複雑に絡み合い、
スパゲティプログラムと揶揄されるプログラムになることが多かったのです。
複雑に絡み合い全体が見通せないプログラムになってしまうことが多かったわけです。
それに対して、C言語は構造化プログラミングの思想が徹底していました。
部品同士の繋がりが単純で、部品同士がプラモデルのパーツのように独立していた、
これがC言語の特徴であり、
プロのプログラマーが、プログラム言語として、BASICでなくC言語を選んだ理由です。
C言語→C++→VC++とC言語は拡張されてきていますが、
今だにC言語は、プログラム言語の王の位置を保っているといえるでしょう。
独立部品の簡単な結合によって、プログラムが非常にわかりやすいものになる=構造化プログラミングです。
独立という意味は、後に学びますが、BASICにおいてはそれぞれの部品が独立していなくて、
部品の中の変数などが他の部品で書き換えられてしまう心配があり、
プログラマーは常に全体を見ていないとプログラムを組めないという事態に陥っていたのです。
C言語の各パーツは独立していますので、各パーツの開発に専念すればよく、
わかりやすくかつ分業が可能であるという利点をもっていました。
尚、パーツはなるべく小分けする習慣を持ってください。
パーツが大きくなりすぎるとわかりにくくなるからです。
普通は、学習がかなり進んでから関数を学ぶものですが、
本講義において、最初の話題に選んだのは、構造化プログラミングを組むことを心がけてほしいからです。
部品を小分けし、mainにおいて組み立てる・・・を心がけてください。
mainが指令書=親分という意味が、段々わかってきたのではないでしょうか。
前にも注意しましたが、一気にすべてをわかろうとしないことです。
学習が進めば、よくわからなかった点もすっきりわかってくるものなのです。
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