第1講 始めようVisual Basic!
第3話 挨拶文を挿入しよう!
アイコンをデスクトップに作ったら、いよいよソフト作りに入ります。
Visual Basicを使えば、Windowsアプリケーションソフトを簡単に作れます。
アイコンをダブルクリックして、Visual Basicを起動させましょう。
起動できたら、新しいプロジェクトをクリック!
後にコンソールアプリケーションなどにも挑戦しますが、
当面はデフォルトのWindowsアプリケーションを選んで学習します。
もし、他が選択状態になっている場合はWindowsアプリケーション選んでください。
次に名前に注目すると自動的についたWindowsApplication1となっていますが、
ここは消して、好きな名前を入れましょう。
本によると漢字で入力すると、
環境によっては問題を起こすこともあると書いてありますが、
少なくとも私は、1度も問題を体験したことがありません。
なので、例えばメッセージソフトと名付けましょう。
そして、OKボタンを押すと、
となります。画面については、追々説明していきますが、
当面使うのは、とのみです。
Form1とは、材料を乗せるまな板であると考えていただければよいと思います。
そして、その材料はツールボックスにあるわけです。
まだ、何も材料をまな板にのせていませんし、プログラミングをしていませんが、
早速、ソフトを実行してみましょう。
ソフトを実行することをビルドといいます。
ビルドするにはどうしたよいかと申しますと、
キーボードの一番上にF1からF12のキーがありますが(これをファンクションキーといいます。)、そのF5を押してみてください。
すると、新しいWindowが立ち上がります。
これが、あなたが作ったWindowsアプリケーションソフトです。
まだ、何の機能もつけておりませんので、
現在は何もできませんが、学習が進んでいくと簡易電卓のようなものも作れるようになります。
簡易電卓とはどんなものか知りたい方は→簡易電卓をクリックしてみてください。
さて、話を元に戻して、を押して今起動したForm1を終了してください。
Visual Basicの画面に戻りましたら、
ツールボックスをクリックしてみましょう。すると、
となり、
まな板であるForm1をほぼ覆ってしまうと思います。
このままだと、Form1とツールボックス間を行き来するのに不便ですから、
のをクリックしてみてください。
画面が、のように変わり、
ツールボックスとForm1の間を自由に行ったり来たりしやすくなったはずです。
がの形に変わった点に注目してください。
さて、しばらくの間はツールボックスの中で使用する材料は、
Button、Label、TextBoxのみです。そして、今回使うのは、最初はButton、次にLabelです。
ツールボックスのButtonをクリックしてから、カーソルをForm1の上にもっていき、適当な位置でクリックしてください。
(あるいはButtonをドラッグして、Form1の適当な一でドロップしていただいても結構です。)
Form1上にButton1ができたでしょうか。
うまくいかなかった方は、ドラッグ&ドロップなど何度か試してみてください。
Button1がうまくのったら、Button1で右クリックし、
サブメニューのプロパティをクリックしてください。
そうすると、画面の一番右にプロパティが出てきます。さらに、そのプロパティの中にTextという項目があり、その右側はButton1となっていると思います。
そのButton1をDeleteキーまたはBackSpaceキーで消して、漢字入力モードに変更してから実行と打ってから、Form1のどこかをクリックすると、
Button1が実行に変わったはずです。
このボタンは、ソフトを起動してからソフトの処理を実行させるのに使います。
実行ボタンができたら、実行ボタンをダブルクリックしてください。
すると、画面は
のように変わります。緑色で囲んだ部分が、これからプログラミングの文章を書いていく場所です。
次のように入力してみましょう。
Public Class Form1
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As
System.EventArgs) Handles Button1.Click
MsgBox("こんにちは!")
End Sub
End Class
(VC++ではコピペするとエラーしますが、VBの場合にはコピペできますので、
初心者の方は自分で打つのではなくコピペして下さい。
以降もコピペを利用して下さい。)
そして、ファンクションキーのF5を押してビルドしてみましょう。
というWindowが開きます。
実行ボタンを押してみましょう。「こんにちは!」のメッセージが開きました。
そして、OKか×をクリックするとメッセージは閉じます。
もう一度実行ボタンを押すと、再びメッセージが表れます。
MsgBox("こんにちは!")は、メッセージボックスに""の間の内容を表示させるための命令です。
保存についても一言説明しておきましょう。
実は、ビルドに成功するとプロジェクトは自動的に保存されます。
実際に、ビルドして成功したら一回Visual Basicを閉じてから、もう一度起動してください。
すると、赤い囲いのようにプロジェクトを作ったときのプロジェクト名が出てきているはずです。
これは、前回作ったプロジェクトが保存されていることを示しています。
さて、プロジェクトは何でしょうか。
実は、様々なファイルの集合体です。
ワードなどでは保存するのは、一つのファイルです。
Visual Basicのプロジェクトは、実行ファイルなど様々なファイルからなります。
Visual Basicをインストールしたデフォルト(最初)の状態なら、
プロジェクトはマイドキュメントのVisual Studio 2010のProjectsというフォルダに収められます。
ですから、スタートメニュー→コンピュータ(またはマイコンピュータ)→ドキュメント(またはマイドキュメント)→Projectsの順にクリックしてください。
(スタートメニュー→→→
→→
の順)
すると、プロジェクトを作ったときの名前のフォルダが収納されています。
プロジェクトはファイルの集合体ですから、プロジェクトを作るとフォルダができてしまうのです。
さらに、ご自分が作ったプロジェクトと同名のフォルダ(私の場合は、メッセージソフトの名で名前をつけたのでメッセージソフトというフォルダ)
をダブルクリックしてみてフォルダの内容を見てみてください。
そうすると、そのフォルダの中は2つのファイルとそのフォルダと同名のフォルダ
が入っていることがわかります。
再び、その同名のフォルダをダブルクリックすると
3つのフォルダや様々なファイルがあることがわかります。
それぞれのフォルダも一応ダブルクリックして、ファイルが多数収納されているのをご確認して下さい。
プロジェクトとはファイルの集合体であり、ビルドするとそれらのファイルが上書きされます。
特に、→→
の順でたどっていただくと、
プロジェクトと同名の実行ファイル「メッセージソフト.exe」が存在することがわかります。これをダブルクリックしてください。
ビルドしたときと同じソフトが起動されます。
この実行ファイルがあなたが作ったWindowsアプリケーションなのです。
自分が作ったソフトを人にあげたいときは、
この実行ファイル(今の例では、「メッセージソフト.exe」)をDVD等のメディアにコピーペーストしてあげればよいのです。
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