第８講　４次魔方陣と６次魔方陣の作成

第７話　６次魔方陣コード解説その１（対角線移動）　

に対応しているのが、
　　For i = 0 To m - 1
　　　　w = a(i, i)
　　　　a(i, i) = a(n - 1 - i, n - 1 - i)
　　　　a(n - 1 - i, n - 1 - i) = w
　　Next
などのコードです。m = Int(n / 2)で、n = 6ですから、m = 3 です。
したがって、For i = 0 To m - 1はFor i = 0 To 2 です。つまり、０，１，２が対象になっています。
対象がピンク（つまり対角線上のセル）の場合は、ｉ＝ｊですから、０，１，２も対象になっています。
a(i, i)となっているのは、後半のiはｉ＝ｊからｊでもあるからです。
ですから、このコードの場合ｉは一人二役です。一人で、ｉとｊの役を演じています。

さて、問題はa(n - 1 - i, n - 1 - i)が何を意味するかです。

の色を付けた部分が a(n - 1 - i, n - 1 - i)です。
ｉ＝０のときは、 a(n - 1 - i, n - 1 - i)＝ a(6 - 1 - 0, 6 - 1 - 0)＝ a(5, 5)
ｉ＝１のときは、 a(n - 1 - i, n - 1 - i)＝ a(6 - 1 - 1, 6 - 1 - 1)＝ a(4, 4)
ｉ＝２のときは、 a(n - 1 - i, n - 1 - i)＝ a(6 - 1 - 2, 6 - 1 - 2)＝ a(3, 3)
で確かにそうですね。
ですから、
　　For i = 0 To m - 1
　　　　w = a(i, i)
　　　　a(i, i) = a(n - 1 - i, n - 1 - i)
　　　　a(n - 1 - i, n - 1 - i) = w
　　Next
では、（１，３６），（８，２９），（１５，２２）の交換を行っています。

第６話へ　第８話へ

vc++講義へ
vb講義へ
ＶＢ講義基礎へ
初心者のための世界で一番わかりやすいVisual C++入門基礎講座へ
初心者のための世界で一番わかりやすいVisual Basic入門基礎講座へ

数学研究室に戻る