第3講 For文の学習

第1話 For文とは?
さて、前回作った成績一覧表を改良して、
5教科生徒数40人にしたものが、ダウンロード用ファイル成績一覧表拡大版です。
データ数は、2人×3教科=6から40人×5教科=200と一気に増えました。
今回はまさか、
Private Sub CommandButton1_Click()
  Dim w As Integer
  
  '出席番号1の生徒の合計と平均の計算
  w = 0
  w = w + Cells(7, 2)
  w = w + Cells(7, 3)
  w = w + Cells(7, 4)
  w = w + Cells(7, 4)
  w = w + Cells(7, 5)
  Cells(7, 5) = w
  Cells(7, 6) = w / 5
       ・
       ・
       ・
を繰り返すわけにはいきません。各生徒の合計だけで、40回も同じ事を繰り返すことになるからです。
繰り返すことは、人間がやるべき事ではなく、コンピュータにやらせるべきです。
コンピュータは、命令されれば何時間でも何日間でも何の不平不満も言わず、同じような繰り返しを永遠と繰り返してくれます。
同じ処理を繰り返すことを、繰り返し処理(あるいはループ処理)といいますが、その代表的な繰り返し処理がFor文です。

今回は、繰り返し処理を使いダウンロード用ファイル成績一覧表拡大版を完成させます。
コードを見ていただければお分かりになるように、今回も実行コードは内容が空にしてあるからです。
Private Sub CommandButton1_Click()

End Sub

Private Sub CommandButton2_Click()

  Range("B47:H48").Select
  Selection.ClearContents
  Range("G7:H46").Select
  Selection.ClearContents
  Cells(1, 1).Select

End Sub

消去コードについて説明しておきましょう。
  Range("B47:H48").Select
  Selection.ClearContents
この2行では、
m1の赤い囲いのデータをクリアし、
  Range("G7:H46").Select
  Selection.ClearContents
では、
m2m3
m4 m5
の赤い囲いのデータをクリアしています。

ただし、成績一覧表拡大版を完成させるのは第3講の最後の方です。
ですから『成績一覧表拡大版』のファイル名で保存しておいてください。

1から与えられた数までの和を開いてください。
これも実行のコードは空欄になっています。
ここでは何をしようとしているかと申しますと、
m6キーボーからG2に適当な整数を入力して、
実行ボタンを押すと1からG2までの和がE5に出力されるようなプログラムを作ろうとしています。
ですから、G2から値を取得するために
Private Sub CommandButton1_Click()

  Dim n As Integer, w As Integer
  w = 0
  n = Cells(2, 7)

End Sub
は必要です。

For文でこの和を求めるプログラムを作る前に、
1から10までの和
つまり、1+2+34+5+6+7+8+9+10
を計算するプログラムを考えてみてください。
m7
Private Sub CommandButton1_Click()

  Dim w As Integer
  w = 0


End Sub





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