第2講 変数を理解しよう!
第3話 単精度浮動小数点型変数
Private Sub CommandButton1_Click()
Dim a As Integer, b As Integer, c As Integer
a = Cells(5, 2)
b = Cells(6, 2)
c = Cells(7, 2)
Cells(8, 2) = a + b + c
Cells(9, 2) = a * b * c
Cells(10, 2) = a * (b + c)
Cells(11, 2) = (a - b) * c
End Sub
実行画面例
では次に、単精度浮動小数点型について学びましょう。
単精度浮動小数点型というと厳つい名称ですが、普通の小数です。
何故浮動が付いているかと申しますと、
VBAが必要に応じて、小数点を移動してくれるからです。
例えば、0.00000123456のようなものは、
と表現し直してくれます。
では、前の『整数型変数の練習』のファイルを開いて、名前を付けて保存を使い『単精度浮動小数点型の練習』と別名で保存し直しましょう。
そして、シートを次のようにいじってください。
列幅を広げたのは、今度は小数を扱うからです。
B5からB7まで適当な小数を入力して、実行を押すと計算できるようにします。
VBやVBAではa÷bはa/bと書きます。
浮動小数点型は、次のように宣言します。
Dim a As Single
では皆さん、実行のコードを考えてみましょう。
解答例は30行下。
コード例
Private Sub CommandButton1_Click()
Dim a As Single, b As Single, c As Single
a = Cells(5, 2)
b = Cells(6, 2)
c = Cells(7, 2)
Cells(8, 2) = a + b + c
Cells(9, 2) = a * b / c
Cells(10, 2) = a / (b + c)
Cells(11, 2) = (a - b) / c
End Sub
実行画面例
小数同士の計算が出来ていることがわかります。
簡易計算プログラムがさらに高度化しました。
ではみなさん、このプログラムをいろいろいじって遊んでみましょう。
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