第７講 ４次および６次魔方陣の作成 　
第８話　６次魔方陣作成プログラム解説その１
コード主要部分再掲
void f(){
　　　　　　・
　 　int w;
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[i][i];
　 　　　m[i][i]=m[5-i][5-i];
　 　　　m[5-i][5-i]=w;
　 　}
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[i][5-i];
　 　　　m[i][5-i]=m[5-i][i];
　 　　　m[5-i][i]=w;
　 　}
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[(i+2)%3][i];
　 　　　m[(i+2)%3][i]=m[5-(i+2)%3][i];
　 　　　m[5-(i+2)%3][i]=w;
　 　}
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[i][(i+2)%3];
　 　　　m[i][(i+2)%3]=m[i][5-(i+2)%3];
　 　　　m[i][5-(i+2)%3]=w;
　 　}
　　　　　　・
}

解説
以降トレースをしていきますが、
m[a][b]の前半[a]がｙ座標（縦座標）、
m[a][b]の後半[b]がｘ座標（横座標）
となっていることにご注意してください。
つまり、エクセルのセルとは縦・横が
反対になっていることに注意しましょう。
以下座標と色が対応していまので、
それに留意されながらお読みください。

ピンクのコードで対角線を、紺のコードで逆対角線を、
赤のコードで赤のセルの上下を、濃紺のコードで濃紺のセルの左右
を交換しています。

今話は、ピンクのコードと紺のコードを解説し、
次話では、赤のコードと濃紺のコードを解説します。

まず、ピンクのコード
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[i][i];
　 　　　m[i][i]=m[5-i][5-i];
　 　　　m[5-i][5-i]=w;
　 　}
の動きをトレースしてみましょう。
i=0とのき、
w=m[0][0]=1
m[0][0]=m[5-0][5-0]=m[5][5]=36
m[5][5]=1
これで１と３６の交換に成功しました。

i=1とのき、
w=m[1][1]=8
m[1][1]=m[5-1][5-1]=m[4][4]=29
m[4][4]=8
これで８と２９の交換に成功しました。

i=2とのき、
w=m[2][2]=15
m[2][2]=m[5-2][5-2]=m[3][3]=22
m[3][3]=15
これで１５と２２の交換に成功しました。

次に、紺のコード
　 　for(i=0;i<3;i++){
　 　　　w=m[i][5-i];
　 　　　m[i][5-i]=m[5-i][i];
　 　　　m[5-i][i]=w;
　 　}
の動きを追います。

i=0とのき、
w=m[0][5-0]=m[0][5]=6
m[0][5]=m[5-0][0]=m[5][0]=31
m[5][0]=6
これで６と３１の交換に成功しました。

i=1とのき、
w=m[1][5-1]=m[1][4]=11
m[1][4]=m[5-1][1]=m[4][1]=26
m[4][1]=11
これで１１と２６の交換に成功しました。

i=2とのき、
w=m[2][5-2]=m[2][3]=16
m[2][3]=m[5-2][2]=m[3][2]=21
m[3][2]=16
これで１６と２１の交換に成功しました。

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