第2講 変数を理解しよう
第2話 文字の足し算
変数は、文字を収納するときより数字を収納するときの方が遙かに威力を発揮しますが、
文字においても変数を利用すると便利な点があります。
文字の足し算ができるのです。
第2講第1話で作ったプロジェクトを開いてください。
デザインはこのままで、コードを改良しますのでForm1.vbをクリックしてコードを出してください。
コードを次のように変更しましょう。
Public Class Form1
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As
System.EventArgs) Handles Button1.Click
Dim 変数1 As String
Dim 変数2 As String
Dim 変数3 As String
Dim 変数4 As String
変数1 = "Visual"
変数2 = " "
変数3 = "Basic"
変数4 = "にようこそ!"
Label1.Text = 変数1 + 変数2 + 変数3 + 変数4
Label2.Text = 変数1 + 変数2 + 変数3 + 変数4
Label3.Text = 変数1 + 変数2 + 変数3 + 変数4
Label4.Text = 変数1 + 変数2 + 変数3 + 変数4
Label5.Text = 変数1 + 変数2 + 変数3 + 変数4
Label6.Text = 変数1 + 変数2 + 変数3 + 変数4
End Sub
End Class
(コピペするときは、面倒でも1行1行やりましょう。上は全角スペースが入っているので文字の部分だけコピペしましょう。)
これでF5を押すて実行ボタンをクリックすると、
文字が足し算されている様子がわかります。コードを次のように変更しましょう。
Public Class Form1
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As
System.EventArgs) Handles Button1.Click
Dim 変数1 As String
Dim 変数2 As String
Dim 変数3 As String
Dim 変数4 As String
変数1 = "Visual"
変数2 = " "
変数3 = "Basic"
変数4 = "にようこそ!"
Label1.Text = 変数1 + 変数2 + 変数3 + 変数4
Label2.Text = 変数1
Label3.Text = 変数1 + 変数2
Label4.Text = 変数1 + 変数2 + 変数3
Label5.Text = 変数4 + 変数3 + 変数2 + 変数1
Label6.Text = 変数3 + 変数1 + 変数4 + 変数2
End Sub
End Class
(変数ところは全部全角で、それ以外は全部半角です。繰り返しますが、全角スペースを使うとエラーします。
ご自分で打つ場合は、全角半角にご注意してください。全角と半角の変更が面倒な方は、変数も半角アルファベットと半角数字の組み合わせにしましょう。
ただし、1aのように数字を先頭にもってくるとエラーします。a1は問題ありません。)
F5を押し実行ボタンを押すと、
(図の2行目と3行目が同じに見えますが、実は違います。
3行目はVisualの後に半角のスペースが入っています。)
注
Dim 変数1 As String
Dim 変数2 As String
Dim 変数3 As String
Dim 変数4 As String
は
Dim 変数1,変数2,変数3,変数4 As String
とまとめて宣言することも出来ます。
また、コードを変更し性格診断ソフトにしてみましょう。
Public Class Form1
Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As
System.EventArgs) Handles Button1.Click
Dim 言葉1 As String
Dim 言葉2 As String
Dim 言葉3 As String
Dim 言葉4 As String
Dim 言葉5 As String
Dim 人1 As String
Dim 人2 As String
Dim 人3 As String
Dim 人4 As String
Dim 人5 As String
Dim 人6 As String
言葉1 = "明るく"
言葉2 = "前向き"
言葉3 = "優しく"
言葉4 = "活発"
言葉5 = "は"
人1 = "太郎"
人2 = "花子"
人3 = "次郎"
人4 = "優子"
人5 = "三郎"
人6 = "洋子"
Label1.Text = 人1 + 言葉5 + 言葉1 + 言葉2
Label2.Text = 人2 + 言葉5 + 言葉3 + 言葉4
Label3.Text = 人3 + 言葉5 + 言葉1 + 言葉3
Label4.Text = 人4 + 言葉5 + 言葉2 + 言葉3
Label5.Text = 人5 + 言葉5 + 言葉1 + 言葉4
Label6.Text = 人6 + 言葉5 + 言葉1 + 言葉3 + 言葉2 + 言葉4
End Sub
End Class
さて、コードいろいろいじって皆さんなりの性格診断ソフトにしてください。
さて、問題を出して今話を閉じます。
人を表す変数を6個用意しましたが、変数3個で同じになるようにするにはどうしたらよいですか。
同じく変数を1個にすると、どのようにコーティングしたらよいですか。
vc++講義第1部へ
vb講義へ
VB講義基礎へ
初心者のための世界で一番わかりやすいVisual C++入門基礎講座
数学研究室に戻る