第2講 計算させてみよう。


第2話 変数のマクロを組んでみよう。

では、前回の変数のマクロを組んでみよう。
Excelをスタートメニューから起動しよう。

−−−ここからはExcel2003以前のバージョン使用の方のための説明です。
そして、コントロールツールボックスが開いていない場合は、
表示→ツールバー→コントロールツールボックス
の順でクリックしてコントロールツールボックスを開きましょう。
コントロールツールボックスのコマンドボタンをクリックします。
(詳しくは第1講第3話を参照)
−−−ここまではExcel2003以前のバージョン使用の方ための説明でした。

−−−ここからはExcel2007使用の方のための説明です。
開発タブ→挿入アイコン→ActiveXコントロール→ボタンアイコン
の順にクリック
(詳しくはExcel2007用を参照)
−−−ここまではExcel2007使用の方ための説明でした。


サンプル2を参考に、
B2の付近に適当な大きさでドラックします。
ボタンができたら、
ボタンの中央当たりで右クリックし、
プロパティをクリックします。
プロパティが開いたら、
まず、Captionの右側をクリックしてからDeleteキーかBackSpaceキーかを使って、
Captinの右側の空欄に実行と書き込みます。
半角/全角キーを押すことを忘れないでください。
次に、フォントの右側の欄をクリックしてフォントのサイズを20程度としましょう。

同様にして、消去のボタンを実行ボタンの隣に作ります。

両方のボタンができたら
Private Sub CommandButton1_Click()

End Sub
の間の行に
    Dim a As Integer, b As Integer, s As Integer

    a = 1
    b = 2
    s = a + b
    Cells(5, 1) = s
と記述して、
Private Sub CommandButton1_Click()
    
    Dim a As Integer, b As Integer, s As Integer

    a = 1
    b = 2
    s = a + b
    Cells(5, 1) = s

End Sub
とします。

同様にして、消去の方も

Private Sub CommandButton2_Click()

    Rows("4:200").Select
    Selection.Delete
    Range("a1").Select

End Sub
とします。
プログラムの中身は、第1講ですでに解説済みですが、
Rows("4:200").Selectは4行目から200行までを選択せよという命令です。
そして、Selection.Deleteはその選択したものを削除させる命令です。
最後のRange("a1").SelectはExcelのワークシートのセルA1を選択せよという命令です。
これを入れる理由は、
Rows("4:200").Selectがまだ生きていて4行目から200行目までが選択状態になっているので
これを解消するためです。


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