第1講 Excelのセルに値を入力しよう。
第3話 マクロを自分で組んでみよう!
第1話、第2話でプログラムの中身が理解できたと思います。
ここではいよいよマクロを自分で組んでみましょう。
Windowsのスタート使ってExcelを起動しましょう。
手順は、
スタート→すべてのプログラム→Microsoft Office→Microsoft Office Exce
2003
(本サイトでは2003を使いますがそれ以外のバージョンでも差し支えありません。)
です。
Excel2007使用の方はExcel2007用をクリックし、戻ってから(*)の部分から読み続けてください。
(Excel2007やExcel2010をお使いの方は、初心者のための世界で一番わかりやすいvb入門基礎講義も参照して下さい。)
−−−ここからはExcel2003以前のバージョン使用の方のための説明です。
Excelが起動できましたら、コントロールツールボックスを開きます。
手順は、
表示(メニューバー)→ツールバー→コントロールツールボックス
の順にクリックしていきます。
コントロールツールボックスのアイコンの中に、
コマンドボタンというのがあります。
長方形の形をしたアイコンです。
皆さんよくご存じだと思いますが、
カーソルを各アイコンの所に持って行くと、
アイコンの名前が出てきます。
おわかりにならない場合は、
カーソルを各アイコンに当てて、
名前を確認しましょう。
コマンドボタンをクリックすると、
カーソルの形が+に変わります。
B2辺りで適当にドラックして、
サンプル1と同じぐらいの大きさの長方形を作りましょう。
小さすぎたり大きすぎたりした場合には、
周辺の○(ハンドルマーク)をドラックして大きさを変更しましょう。
ある程度の大きさにすると、
ボタン名であるCommandButton1という表示が出てきます。
そのボタンCommandButton1のところで右クリックしてください。
すると、メニューの中にプロパティというのが出てきます。
次にそのプロパティをクリックすると、
プロパティが開きます。
オブジェクト名を見ますと、CommandButton1となっています。
これが本当のこのボタンの名前ですが、
表示上の名前は変更することができます。
Captionの右側を見るとCommandButton1
となっています。
これがこのボタンの表示上の名前つまり愛称です。
現在は、本名と愛称が同じになっています。
Captionの右側をクリックして、
BackSpaceキーかDeleteキーかを使って消去しましょう。
すると、愛称が消えてしまいます。
半角/全角キーを押してから、
空欄になっているCaptionの右側の欄に実行の名を入力しましょう。
これで愛称が実行に変わります。
フォントはかなり小さいので、
フォントの右側の欄(デフォルトならMSPゴシックになっていると思います。)
をクッリクすると、点がいくつかはいっている正方形が出てきます。
その正方形をクリックすると、
フォントが開きます。
スタイルを太字、サイズを22程度としましょう。
そうするとサンプル1と同じぐらいの実行ボタンができるはずです。
実行ボタン作れた人は、次に消去ボタンを作りましょう。
手順は同じです。
コマンドボタン→適当にドラック→右クリック→プロパティ→Captionの右側をクリック
→DeleteまたはBackSpace→消去と書き込む
の順です。
−−−ここまではExcel2003以前のバージョン使用の方ための説明でした。
(*)Excel2007使用の方はここから続けてお読みください。
さて、実行と消去のボタンが作れたらいよいよプログラムの記述になります。
まず、実行ボタンをダブルクリックしましょう。
そうすると自動的にVisual Basicが起動され右側は
Private Sub CommandButton1_Click()
End Sub
となっています。
そこへ第2話で学んだとおり、
プログラムを記述していきます。
記述の時、半角・全角に注意してください。
記述が終わったら、カーソルがPrivate Sub CommandButton1_Click()と
End Subの間の行にあることを確認してから(もしなければ間のどこかをクリックしてカーソルを間の行に持ってきてください。)
プログラムを実行します。
プログラムの実行はF5を押せば実行できます。
F5を押した後、Excelに戻り正しくセルに入力されたか確認しましょう。
次に、消去も同様にダブルクリックして記述してからF5を押して下さい。
成功していれば、いちいちVisual Basicに戻らなくても、
Excelの実行ボタンと消去ボタンを押せば表示したり消したりできるはずです。
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