12.偶数方陣の一般的解法
足し算的手法
149 47 1 2 3 4 5 192 193 194 195 196 152 46
154 44 191 190 189 188 187 10 9 8 7 6 155 41
21 171 89 121 64 93 125 66 72 147 148 60 162 40
22 170 135 110 138 67 114 81 86 63 99 92 163 39
23 169 136 137 61 105 78 109 103 52 130 74 164 38
24 168 68 113 55 132 107 70 71 104 146 119 165 37
25 167 100 94 122 88 133 95 77 69 91 116 166 36
172 30 131 82 87 49 76 124 140 98 75 123 31 161
173 29 53 56 129 134 50 108 115 141 102 97 32 160
174 28 62 65 143 80 139 117 118 106 54 101 33 159
175 27 84 128 96 111 112 73 59 120 57 145 34 158
176 26 127 79 90 126 51 142 144 85 83 58 35 157
48 150 182 183 184 185 186 11 12 13 14 15 45 151
43 153 20 19 18 17 16 181 180 179 178 177 42 156













 
 
上の方法によって、10方陣から14方陣を作成することができる。同様にして、6方陣から10方陣、8方陣から12方陣というようにすべての偶数方陣が作れる。4方陣と6方陣という2つの出発点からはじめて、すべての偶数方陣が作成可能なのである。
 
赤いところは10方陣、青いところは4方陣になっている点に注目して欲しい。 
149 47 152 46
154 44 155 41
48 150 45 151
43 153 42 156



 
89 121 64 93 125 66 72 147 148 60
135 110 138 67 114 81 86 63 99 92
136 137 61 105 78 109 103 52 130 74
68 113 55 132 107 70 71 104 146 119
100 94 122 88 133 95 77 69 91 116
131 82 87 49 76 124 140 98 75 123
53 56 129 134 50 108 115 141 102 97
62 65 143 80 139 117 118 106 54 101
84 128 96 111 112 73 59 120 57 145
127 79 90 126 51 142 144 85 83 58









 
 
ただし、赤の10方陣は48加えてあって、49から始まっている。また、青の4方陣は、41から始まっていて49から148までは中抜けになっている。黒の部分の仕組みは下のようになっている。

 
   1   16
 
  15    2
   5   11
 
  10    8
 
  12    6    7   

 
  14    3
 
   4   13
 
 16と2では正順と逆順になっていることに注意して欲しい。そのため16と2の縦の合計は、一致している。そして、16+2+3+13=17×2となっている点にも注意して欲しい。
 また、1と16の各部分は、補数関係になっているなっている。
 以上の説明と表をよくごらんになって欲しい。
 
 以上の3つ(青、赤、黒)を合わせれば、10方陣と4方陣を基にした14方陣が完成する。この手法を次々に適用していけば、すべての偶数方陣が作成できる。ただし、次の2系列となる点に注意して欲しい。
 
4,8,12,16,20,24,ーーーー
 
6,10,14,18,22,26,ーーーー
 
この方法を足し算的手法と呼ぶことにする。前の数字に4を加えていくやり方であるからである。それに対して第5節の4の奇数倍方陣のやり方をかけ算的手法と呼ぶことにする。
101 114 127 140 1 14 27 40 57 70 83 96
139 128 113 102 39 28 13 2 95 84 69 58
116 103 138 125 16 3 38 25 72 59 94 81
126 137 104 115 26 37 4 15 82 93 60 71
9 22 35 48 53 66 79 92 97 110 123 136
47 36 21 10 91 80 65 54 135 124 109 98
24 11 46 33 68 55 90 77 112 99 134 121
34 45 12 23 78 89 56 67 122 133 100 111
49 62 75 88 105 118 131 144 5 18 31 44
87 76 61 50 143 132 117 106 43 32 17 6
64 51 86 73 120 107 142 129 20 7 42 29
74 85 52 63 130 141 108 119 30 41 8 19











 
 
上のように4×3の形になっているからである。かけ算的手法では一般性がなかったの対して、4を加えていく足し算的手法は一般的解法になるのである。
 
 


 

戻る
 


 
                             
                    


 

目次へ
 


 



 

魔方陣トップへ
 


 

魔方陣新HPへ
魔方陣トップへ数学研究室へ

パワーポイント講義へ

小中学生のための魔方陣授業

上にメニューが示されてない場合は、下のロゴ右脳数学(直観数学)またはURLをクッリク!


http://www5b.biglobe.ne.jp/~suugaku/