研究例題2その4

4 5 1 7
6 8 7
3 9
6 9 5 3
2 8 6,9 6,9
9 6 4 7
7 6 8
9 5 8 6 7 1
8 1 5 6

排除法を使い候補を絞り込んでおくことも大切です。
メンバー(行メンバー・列メンバー・ブロックメンバー・数セルのメンバー)が確定すること、
矛盾を引き起こすこと
(ただし、仮定法のように何個も何十個も埋めていって矛盾を引き起こすのではなく、
即矛盾を引き出すこと)、
という2つの大事なファクターがあるからです。
まだまだ、排除法で候補を絞り込めます。

4 5 1 7
6 8 7
3 9
6 9 5 3
2 8 6,9 6,9
9 6 4 7
7 6 8
9 5 8 6 7 1
8 1 5 6

尚今回から、表記を上のように変更させていただきます。
本当は手で解いているときのように今までと同じで表記したいのですが、
手間暇が大変かかるので新表記でご了承ください。
ですが皆さんが紙の問題を手で解くときは、
今までと同じように表記をして下さい。
決定数字なのか、メンバーなのかがわかりにくくなるからです。
本当は

4,5


は手書きでは

  4 5


と書いています。
そして、手書きでは縦にそろっていますが、私が使用しているホームページ・ビルダー15においては、
私が試行錯誤した範囲では、縦に揃えることができないので仕方なく左のようになってしまっています。
表記を本物につかづけるより、サイトの更新速度を優先したいのです。
新表記について、ご了解ください。
尚、基本的にはとはわかりやすさ優先で、1ステップごとに進めています。
1ステップというのは、1回の操作でわかる内容ということです。
排除やメンバー確定などいくつかの方法をセットにして表記することを基本的にしないという意味です。
容量を大変食いますが、わかりわかりやすさ優先です。

4 5 1 7
6 8 7
3 9
6 9 5 3
2 8 6,9 6,9
9 6 4 7
7 6 8
9 5 8 6 7 1
8 1 5 6

8の排除によって

4 5 1 7
6 8 7
3 9
6 9 5 8 3
2 8 6,9 6,9
9 6 4 8 7
7 6 8
9 5 8 6 7 1
8 1 5 6

今まで、候補と確定をオレンジと赤で表記してきましたが、
色があまりにも似ていてわかりにくにので、メンバー確定を濃紺に変更させていただきます。
メンバー確定とは、単位のメンバー確定です。
単位とは、列・行・ブロック・数セル(連続している場合、桂馬飛びのように離れている場合などがあります)です。
つまり、単位とはいくつかのセルの集まりのことです。

4 5 1 7
6 8 7
3 9
6 9 5 8 3
2 8 6,9 6,9
9 6 4 8 7
7 6 8
9 5 8 6 7 1
8 1 5 6

1列目に注目すると、薄茶色のメンバーが1,2,5であることが確定します。
5の排除から

4 5 1 7
6 8 7
3 9
6 9 5 8 3
2 8 6,9 6,9
9 6 4 8 7
7 6 8
9 5 8 6 7 1
8 1 5 6

5が薄茶色単位の住人であることがわかります。また、2の排除から

4 5 1 7
6 8 7
3 9
6 9 5 8 3
2 8 6,9 6,9
9 6 4 8 7
7 6 8
9 5 8 6 7 1
8 1 5 6

2が離れている薄茶色の住人であることもわかります。以上より、

4 5 1 7
6 8 7
3 9
2 6 9 5 8 3
 15 2 8 6,9 6,9
25 9 6 4 8 7
7 6 8
9 5 8 6 7 1
8 1 5 6

まだ、排除によってかくてでき場所がありましたね。

4 5 1 7
6 8 7
3 9
2 6 9 5 8 3
 15 2 8 6,9 6,9
25 9 6 4 8 7
7 6 8
9 5 8 6 7 1
8 1 5 6


4 5 1 7
6 8 7
3 9
2 6 9 5 8 3
 15 2 8 6,9 6,9
25 9 6 4 8 7
7 5 6 8
9 5 8 6 7 1
8 1 5 6

一度は、紙で解いているのですが、思考過程は紙には残りませんので、
思考の再現は、画面を見ながらになります。
入力している内にミスも発生します。
前話において

4,5 4,5


となっていたものは、間違いで

6,9 6,9


が正解です。
その4を記述していてミスを訂正しました。
訂正前に読んで混乱させたことをお詫び申し上げます。
画面を見ながら再度解いているので、
解く仮定は、行ったり来たりになりますが、
でもそれが現実の思考過程です。
現実の思考過程を、忠実に再現する方がコツを掴めると思います。





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数独の解法