第3講 繰り返し処理をさせよう(For文を理解しよう)。
第3話 数式を理解しよう。
本当はこの話は講として独立させるべきですが、
うっかり忘れていたので第3講の話題としてここに入れさせていただきます。
Visual Basicでは+、−はありますが、
×、÷がありませんので、
×は*で、÷は/で代用します。
したがって、2×3なら2 * 3となります。
また、7÷2なら7 / 2となります。
(ただし、割り算の場合使っている変数が整数型の場合3.5は四捨五入されて4になります。)
また、Visual Basicには{}[]などはありませんので、すべて()で表します。
ですから、s=3+2×{4+5×[8−6×(4+5)]}は、
s = 3 + 2 * (4 + 5 * (8 - 6 * (4 + 5)))となります。
大括弧、中括弧の区別がありませんので括弧の数には慎重でなければなりません。
もっとも、Visual Basicの場合括弧の数が間違えている場合指摘してくれます。
だから、s = 3 + 2 * (4 + 5 * (8 - 6 * (4 + 5))と記入しようとすると、
コンパイルエラーと表示され修正候補:)が示されます。
そして、OKを押すとs = 3 + 2 * (4 + 5 * (8 - 6 * (4 + 5))
となりこの式が問題を含んでいることを示してくれます。
では累乗はどのように表すでしょうか。
Visual Basicではこの式は、
5 ^ 3
と表します。
また、Visual Basicには≦、≧、≠はありませんので、
それぞれ
<=、>=、<>で代用します。
したがって、a≧3は
a >= 3
となります。
a ≠3はa<>3です。