第６講 ４次魔方陣を作ってみよう。
第２話 ４次魔方陣プログラム
４次魔方陣プログラム解答例
プログラム解説
実行プログラムは次のようになっています。
Private Sub CommandButton1_Click()
Dim i As Integer, j As Integer, w As Integer
For i = 1 To 4
For j = 1 To 4
Cells(i + 4, j + 1) = 4 * (i - 1) + j
Next
Next
For i = 1 To 2
w = Cells(i + 4, i + 1)
Cells(i + 4, i + 1) = Cells(9 - i, 6 - i)
Cells(9 - i, 6 - i) = w
Next
For i = 1 To 2
w = Cells(i + 4, 6 - i)
Cells(i + 4, 6 - i) = Cells(9 - i, i + 1)
Cells(9 - i, i + 1) = w
Next
End Sub
最初の２次元ループ
For i = 1 To 4
For j = 1 To 4
Cells(i + 4, j + 1) = 4 * (i - 1) + j
Next
Next
では、自然配列を作成しています。
そして、以降２つの２次元ループで対角線上の値を交換しています。
２個目の２次元ループ
For i = 1 To 2
w = Cells(i + 4, i + 1)
Cells(i + 4, i + 1) = Cells(9 - i, 6 - i)
Cells(9 - i, 6 - i) = w
Next
では、
| 2 | 3 | 4 | 5 | |
| 5 | 1 | 2 | 3 | 4 |
| 6 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 7 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 8 | 13 | 14 | 15 | 16 |
のピンクの部分を交換しています。
わかりにくいと思いますので
トレースしてみましょう。
まず、ｉ＝１から始まりますから、
w = Cells(5, 2)
Cells(5, 2) = Cells(8, 5)
Cells(8, 2) = w
で表のCells(5, 2)とCells(8, 5)すなわち1と16が交換されます。
ｉ＝２のときは、
w = Cells(6, 3)
Cells(6, 3) = Cells(7, 4)
Cells(7, 4) = w
ですからCells(6, 3)とCells(7, 4)すなわち6と11が交換されます。
Cells(9 - i, 6 - i)がわかりにくいと思いますが、
対角線の下側から中心に向かって動いていくようになっています。
Cells(i + 4, i + 1)の動きと反対方向にしたいときは、
ｉを−ｉとすればよいわけです。
3個目の2次元ループ
For i = 1 To 2
w = Cells(i + 4, 6 - i)
Cells(i + 4, 6 - i) = Cells(9 - i, i + 1)
Cells(9 - i, i + 1) = w
Next
についてはもうおわかりでしょう。
| 2 | 3 | 4 | 5 | |
| 5 | 16 | 2 | 3 | 4 |
| 6 | 5 | 11 | 7 | 8 |
| 7 | 9 | 10 | 6 | 12 |
| 8 | 13 | 14 | 15 | 1 |
のピンクの部分を交換しています。
以上の流れをスローモーションで再現したプログラムが次のものです。
再現プログラム
スローモーション再生と上の説明をよくご覧になり、
ご自分で是非トレースをなさってみてください。
（尚、再現プログラムのプログラムソースは現時点ではご覧にならないことをお勧めします。
まだ、解説していないコードをたくさん利用しているからです。）
では皆さん、４次魔方陣プログラム解答例をさらに改良して
すべての行と列と対角線の合計も表示させるプログラムを考えましょう。
