ずらし法で5次7次11次魔方陣などを作ろう!その2

ずらし法について5次魔方陣を例に説明しよう。

0 1 2 3 4
         
         
         
         


まず1行目に01234と入れる。
(実は、0〜4の順番は全く適当でよい。例えば、32401など)
そして、2行目以降は前の行を2つずらして入れていく。

0 1 2 3 4
3 4 0 1 2
1 2 3 4 0
4 0 1 2 3
2 3 4 0 1

2つずらすという意味は、例えば0の動きを見ればわかると思う。
0は行が下に行くにしたがって、2個ずつ右にずれていっている。
実は、たったこれだけの操作で種が完成している。
しかも、どの行・列・対角線を見ても01234が1つずつ入っている。

次に、1行目を3ずらしすると

0 1 2 3 4
2 3 4 0 1
4 0 1 2 3
1 2 3 4 0
3 4 0 1 2

これも種でしかも1番目の種とは直交している。
両種を合成すると、

1 7 13 19 25
18 24 5 6 12
10 11 17 23 4
22 3 9 15 16
14 20 21 2 8

見事に魔方陣が完成した。
今合成は、上の十の位と見たが下を十の位とすれば違う魔方陣が得られる。
また、1行目は適当な順番で0から4まで入れられるので、順番を変更すれば違う魔方陣が完成する。
全部で何通りかというと、
(5×4×3×2×1)×(5×4×3×2×1)=14400通り

最初の5は一番目のセルに数字を入れる場合の数。0,1,2,3,4の5通りから選べる。
次の4は2番目のセルに数字を入れる場合の数。一番目で1個使ってしまっているので、4個しか残っていない。
以下同様。
( )が2つあるのは、種が2つあるから。
というわけでいくらでも5方陣が作れるので、チャレンジ!