魔方陣の法則第3弾その3



実は、前ページの記述には一カ所間違いがある。
数字の動きは、訂正しなければならない。
1,6,5,4,3,2,7の次は、8,13,12,11,10,9,14としたがこれは考えてみれば根拠がない。
(m−1)×7+nの式においてnは1,6,5,4,3,2,7と動く。nが不連続に動くとすれば、mの方も連続して動く必要性はない。
実は、mは次のように動くのである。
1,3,4,5,6,7,2
したがって、1から49までの数字の動きは、
1,6,5,4,3,2,7,15,20,19,18,17,16,21,22,27,26,25,24,23,28,
29,34,33,32,31,30,35,36,41,40,39,38,37,42,
43,48,37,45,44,49,
8,13,12,11,10,9,14なのである。

26 7 46 29 17 13 37
15 10 41 23 5 49 32
2 47 35 18 8 38 27
11 36 24 6 44 33 21
48 30 19 14 39 22 3
42 25 1 45 34 16 12
31 20 9 40 28 4 43

実際、1から上の動きに従って動いていけばきれいな法則性を発見するだろう。

26 7 46 29 17 13 37
15 10 41 23 5 49 32
2 47 35 18 8 38 27
11 36 24 6 44 33 21
48 30 19 14 39 22 3
42 25 1 45 34 16 12
31 20 9 40 28 4 43

1から上の数字の動きで動かしていって、7まで来ると数字がすでに埋まっている。

26 7 46 29 17 13 37
15 10 41 23 5 49 32
2 47 35 18 8 38 27
11 36 24 6 44 33 21
48 30 19 14 39 22 3
42 25 1 45 34 16 12
31 20 9 40 28 4 43

すでに数字が埋まっている場合には、1つ斜め左に下がるが共通した法則だ。
7の次は15であったが、1つ斜め左に下がっている。21,22などその他の場合もすべて同じだ。
一見法則性がないように見えても、よく研究すると法則性を発見できる場合がある。
ロシアの化学者メンデレーエフは、元素を原子番号順に並べて周期性を発見し、未知の元素を予言したが、
この規則性の発見にも大変な努力を必要とした。だが、彼は規則性を発見したことによって歴史に名を残したのである。
小学生・中学生の諸君次の7次完全魔方陣の場合で、法則性を発見してみよう。

39 28 2 45 33 13 15
47 34 8 18 42 23 3
21 37 24 5 48 29 11
6 43 32 14 16 38 26
9 17 40 27 1 46 35
22 4 49 30 10 19 41
31 12 20 36 25 7 44




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