足し算的手法(偶数次魔方陣の一般的作成方法)第1弾その1



今回は、僕の魔方陣研究上最大の発見の1つを紹介しよう。
(魔方陣の研究というHPに載せられている研究は、1つの例外を除いて本もネットも見ないで僕が考えてものだ。
その唯一の例外は前回の細胞構成法だ。これだけはネットからヒントを得ている。ただし、細胞構成法という名称は僕のもの。
だから、細胞構成法も偶数次魔方陣の一般的作成方法であるといえるが、僕の発見ではない。
本来であれば、参照したサイトのURLを載せておくことが礼儀であるが、残念ながらそのURLは忘れてしまった。
サイトの管理者の方、お詫び申し上げます。)

実は、魔方陣の研究を始めて奇数次の場合は、すぐに作成方法が見つかった。
そして、奇数次の方は魔方陣の法則など作成方法は広く行き渡っている。
高校の教科書にさえ載っているのを見たことがある。確か、数研の教科書だったような気がする。
偶数次については苦戦の連続だった。
しかし、4次魔方陣の作成方法を見つけ、次にかけ算的手法を発見し、さらに4の倍数次のずらし法を発見した。
そして、C言語のプログラムで6次魔方陣と10次魔方陣をコンピュータに作成させることに成功した。
つまり、20次以下では、4,6,8,10,12,16,18,20次で作成できるようになった。
そうだ。私の挑戦を退け続けたのは14次魔方陣だ。
ところがこの14次魔方陣の研究が、僕に偶数次魔方陣の一般的作成方法を授けてくれたのだ。
14次魔方陣を作成するために考え出した足し算的手法が、偶数次魔方陣の一般的作成方法になったのだ。
なぜかは前にも述べたが、10次魔方陣と4次魔方陣を使って14次魔方陣を作る方法だからだ。
10+4=14なので足し算的手法と名付けている。
足し算でできるので、4次魔方陣と6次魔方陣さえ知っていれば、
4+4=8,8+4=12,12+4=16,16+4=20,・・・
6+4=10,10+4=14,14+4=18,・・・
となってすべての偶数次を作成可能ということになる。

第1弾は、足し算的手法で8次魔方陣を作ってみよう。
用意する4次魔方陣は、4つでも3つでも2つでも1つでもよい。
ただし、4カ所の内2カ所に埋め込む4次魔方陣はどの列・行・対角線も8以下と9以上が2個ずつ入っていなければならない。
また、残りの2カ所に埋め込む4次魔方陣はどの列・行にも8以下と9以上が2個ずつ入っていなければならない。
今回は、1つから8次魔方陣を作ってみよう。

5 4 15 10
11 14 1 8
2 7 12 13
16 9 6 3




第21回へ